例のプール登場作品と聖地の現在|特撮・アニメから新宿スタジオの全貌
インターネットを利用していれば、誰もが一度は目にしたことがある透明なガラス張りの屋内プール。通称「例のプール」と呼ばれるこの空間は、成人向けビデオの定番ロケーションとしてネットミーム化し、日本のネットカルチャーを代表する視覚的アイコンとなりました。しかし、その知名度の高さから、近年では一般的なテレビドラマや国民的特撮シリーズ、深夜アニメの背景、人気アーティストのミュージックビデオにまで幅広く進出しています。
「あのプールは実際にどこにあるのか」「なぜこれほど多くのメジャー作品に登場しているのか」「一般人でもコスプレ撮影などでレンタルできるのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。本記事では、2026年最新のスタジオ稼働状況や閉鎖の噂の真相、特撮『仮面ライダーフォーゼ』をはじめとする具体的な登場作品群、そしてレンタル料金や予約の手順まで、取材データに基づき徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「例のプール」の正式名称は東京都新宿区にある撮影スタジオ「No.85 Hanazono Room(ピースタジオ)」であり、現在も現役で稼働中。
- 要点2:AVだけでなく『仮面ライダーフォーゼ』や『世にも奇妙な物語』、多数の有名アニメやMVなどに正規の撮影ロケ地やパロディとして登場している。
- 要点3:法人だけでなく一般人やコスプレイヤーの個人利用・予約も可能だが、温水給水や利用規約、相応のレンタル料金設定を把握しておく必要がある。
【全網羅】例のプールが登場する有名作品リスト|アニメ・特撮・映画・MV
「例のプール」と聞くと特定ジャンルの映像を想起する人が大半ですが、実際には地上波放送のメジャータイトルや劇場公開映画、アニメーション作品の作中に数多く登場しています。制作現場において「高級感のある室内プール付きペントハウス」という条件を満たす都内のスタジオが極めて希少であることが、ジャンルを越境した起用につながっています。
ここでは、実際にロケ地として撮影された実写作品や、作画背景として意図的に引用・パロディ化された主な代表作を紹介します。
【特撮・テレビドラマ作品】
- 『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系・2012年):特撮ファンの間で最も有名な実写登場例です。第21話・第22話(キグナス・ゾディアーツ編)において、セレブな生徒たちが集う高級アトリエ・豪邸のロケ地として使用されました。ネット上では「日曜朝の子供向け番組にあのプールが出た」と当時大きな話題を呼びました。
- 『非公認戦隊アキバレンジャー』(BS朝日ほか):パロディとメタフィクションを前面に出した特撮作品らしく、作中のシーンで聖地として堂々とロケ地に採用されました。
- 『世にも奇妙な物語』『相棒』シリーズ:サスペンスや刑事ドラマにおいて、IT企業の青年実業家や富裕層の邸宅、事件の舞台となるセレブリティな住居シーンとして複数回登場しています。
【アニメ・マンガ作品におけるオマージュと背景描写】
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei!』:作中のプールシーンにおいて、タイルの配置やガラス窓の構造が完全に一致するアングルで描かれ、アニメファンの間で話題になりました。
- 『咲-Saki- 全国編』:合宿や宿泊施設のシーンで酷似したカットが描画され、SNS上で「背景スタッフの遊び心」として拡散されました。
- 『デュラララ!!×2』『月刊少女野崎くん』『ヒナまつり』:作中の背景美術やアイキャッチ、ギャグ描写の舞台装置として、「誰もが見覚えのある室内プール」が視覚的ユーモアとして組み込まれています。
【映画・MV・バラエティ番組】
- 水曜日のカンパネラ『アラジン』MV:楽曲の世界観を表現するスタイリッシュな映像演出の舞台として、スタジオ全体とプールが効果的に使用されています。
- バラエティ番組のロケ(『タモリ倶楽部』『月曜から夜ふかし』など):サブカルチャー特集や「ネットで話題のスポット」を検証する企画において、スタジオそのものが特集取材を受け、出演者が現地を訪れる企画が放送されました。

「例のプール」の正体とは?新宿のスタジオ「No.85 Hanazono Room」の歴史と元ネタ
この場所の正式名称は、株式会社ピースタジオ(P-Studio)が運営するハウススタジオ「No.85 Hanazono Room(ハナゾノルーム)」です。所在地は東京都新宿区新宿1丁目。東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」から徒歩数分という都心の一等地に位置しています。
スタジオの構造はビルの最上階(9階・10階)に位置するペントハウス(メゾネットタイプ)で、総面積は約150平方メートルにおよびます。最大のアイデンティティであるプールは、長さ約6m×幅約3mの室内温水プール。上部がガラス張りの天窓(サンルーフ)になっており、日中は自然光が豊富に差し込み、夜間は都会の夜景と水中照明がラグジュアリーな雰囲気を演出します。
もともとはバブル経済期に個人オーナーの超高級レジデンスとして建設された物件であり、後に撮影専用のレンタルスタジオとして改装されました。2000年代半ばからアダルトビデオ制作会社の間で「都内で水着撮影ができる稀有な高級ロケーション」として重宝され、月間に数十本もの作品で使い回された結果、視聴者の脳裏に「またこのプールか」という強烈な既視感が形成されました。
2000年代後半からふたば☆ちゃんねるや2ちゃんねる(現5ちゃんねる)などの掲示板カルチャーにおいて「例のプール」という呼称が自然発生的に定着し、2010年代には大手メディアや公式グッズ(アクリルスタンドやプラモデルのジオラマ)が企画されるほどのポップアイコンへと昇華していきました。
【比較データ】例のプールの利用スペックと一般撮影・レンタル料金相場
「例のプール」ことNo.85 Hanazono Roomのスペックとレンタル利用環境を、都内の一般的な同規模ハウススタジオと比較検証したデータが以下の通りです。
| 比較項目 | No.85 Hanazono Room(詳細) | 都内高級ハウススタジオ平均相場 | 編集部の見解・実用性評価 |
|---|---|---|---|
| 所在地・アクセス | 東京都新宿区新宿1丁目(新宿御苑前駅 徒歩2分) | 都内23区(駅から徒歩5〜15分圏内) | 機材搬入や演者の集合に極めて有利な抜群の立地 |
| スタジオ面積・構造 | 約150㎡(メゾネット2フロア+温水プール+バーカウンター) | 100〜180㎡(ワンフロアまたは戸建て) | 俯瞰撮影や複数アングルの同時進行が可能な構造 |
| スチール撮影料金 | 約16,500円〜22,000円 / 1時間(最低利用時間あり) | 約15,000円〜25,000円 / 1時間 | 立地と知名度を考慮すると標準的〜良心的な設定 |
| ムービー撮影料金 | 約22,000円〜30,800円 / 1時間(商用基準) | 約22,000円〜35,000円 / 1時間 | PVやドラマ撮影でも予算計画に組み込みやすい |
| プール注水・温水利用 | 常時水張り(温水化・入水利用時は別途事前申請・追加費) | プール設備自体が稀少(屋外プールは冬期使用不可多し) | 天候・季節に左右されず年中温水撮影できる唯一無二の強み |
| 一般・コスプレ利用 | 規約遵守を条件に可能(個人サークル・撮影会実績多数) | スタジオごとに対応可否が大きく分かれる | 個人主催の少人数シェア撮影でも現実的に予約可能 |

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
商業利用だけでなく、近年ではコスプレイヤーや同人サークル、YouTuber、一般の写真愛好家が「聖地巡礼」を兼ねてスタジオを貸し切るケースが増加しています。実際に現地を利用したクリエイターやカメラマンへのヒアリング、SNS上の利用レポートから見えてきた現場のリアルな実態を検証します。
【現場で実感するメリットと撮影環境の良さ】
- 天窓からの自然光が圧倒的に美しい:晴天時の日中は照明機材を最小限に抑えても、プールサイドに透明感のある自然光が降り注ぎます。「写真の仕上がりが想像以上に明るく、プロ仕様の絵作りができる」という声が多数を占めます。
- メゾネット構造による多彩なアングル:2階フロアからプールを見下ろすハイアングルや、バーカウンター越し、ガラス越しなど、1つのスタジオ内で驚くほどバリエーション豊かなカットが撮影可能です。
- スタッフの対応が極めてプロフェッショナル:長年の商用撮影実績があるため、スタジオ管理者の対応がスムーズで、水回りの扱いに関するガイダンスも徹底されています。
【利用時に注意すべき現場のハードル】
一方で、一般利用者が直面しやすい注意点も存在します。まず最低利用時間(通常3時間〜5時間以上)が設定されているため、1時間だけのスポット利用は基本的にできません。また、実際にプールへ入水して撮影を行う場合は、水着の着用義務やタオルの持参、床面が濡れた際の完全清掃、機材の水濡れ防止対策など、スタジオ側の利用規約を厳格に守る必要があります。
有志でスタジオをシェアして予約する場合、4〜6名程度で費用を割り勘にすれば、1人あたり1万数千円〜2万円程度で数時間の撮影枠を確保できるため、計画的なグループ利用が主流となっています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|閉鎖の噂の真相
SNSやネット掲示板では、数年おきに「例のプールが取り壊された」「ついに閉鎖・廃業したらしい」という真偽不明の投稿がバズることがあります。しかし、結論から言えばスタジオが完全閉鎖されたという事実はなく、現在も営業を継続しています。
なぜこのような誤解やデマが定期的に拡散してしまうのか、その背景には以下の3つの構造的要因があります。
- スタジオ公式サイトのURL変更およびリニューアル:運営会社であるピースタジオがWEBサイトを刷新したり、スタジオのナンバリング表記を改定した際、古いリンクが切れたことで「ページが消滅=スタジオ閉鎖」と早合点したユーザーがいたこと。
- 建物の定期修繕・内装メンテナンス期間:水回りを備えた特殊なペントハウススタジオであるため、定期的なプール設備の点検やビルの外壁補修工事が入ります。その期間に一時的に予約カレンダーがブロックされたことが噂の火種となりました。
- ネットミーム特有の伝言ゲーム:「あの名物スタジオがなくなったら寂しい」というファンのノスタルジーが歪んで伝わり、「閉鎖されるらしい」という伝聞形式で拡散を繰り返したこと。
現在も公式予約フォームや提携スタジオポータルサイトを通じて正規にスケジュール照会およびロケハン・予約申し込みが受け付けられています。

【プロの結論】ネットミームが消費される心理とスタジオ利用時の判断基準
「例のプール」がこれほどまでに長く愛され、カルチャーとして定着した背景には、日本特有の「共有された共犯関係」とも呼べるネット心理が働いています。本来はアングラな成人向けコンテンツに由来する舞台装置でありながら、その過度な露出によって「誰もが知っているけれど、公の場ではあえて詳しく言及しない共通言語」へと転換されました。この心理的距離感の絶妙さこそが、クリエイターが作品内にパロディとして忍ばせたくなる最大の引力となっています。
このスタジオを実際に利用・予約するにあたり、編集部が提示する客観的な判断基準は以下の通りです。
【利用をおすすめできる人】
- 唯一無二のロケーションで、クオリティの高い水着・コスプレ・ポートレート撮影を行いたいクリエイター。
- 作品の文脈として「あの空間」であることに明確な意味やユーモアを持たせたい映像制作者・YouTuber。
- 4人以上のグループで費用を分担し、規約を厳守して段取り良く撮影を進められるチーム。
【慎重に検討すべき・おすすめできない人】
- 1〜2名で短時間の記念撮影だけを目的としており、予算を数千円程度に抑えたい人(最低利用時間と基本料金の壁があるため)。
- 水濡れやスタジオ利用規約の厳守に不安がある、またはパーティー感覚で騒ぎたいだけの人(騒音防止や施設保護のため近隣配慮が極めて厳格です)。
【例のプール 作品】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:特撮『仮面ライダーフォーゼ』の何話に登場しましたか?
A1:2012年1月29日放送の第21話「進・路・誤・導」および2月5日放送の第22話「馬・脚・一・蹴」に登場しました。白鳥勇彦(キグナス・ゾディアーツ)が関わるセレブなサークル「白鳥の会」のアトリエ兼邸宅としてロケが行われました。
Q2:一般の個人でも予約してプールに入水することは可能ですか?
A2:はい、可能です。スタジオ運営会社「ピースタジオ」の公式予約規約に同意し、所定の利用料金を支払えば一般人でも利用できます。ただし、プールへ入水する場合は水着着用が基本となり、温水利用の有無や清掃ルールに関する事前確認が必要です。
Q3:なぜこれほど多くの作品で同じスタジオが使われ続けるのですか?
A3:都心(新宿)に位置し、天窓からの採光と温水プール、バーカウンターを併設したメゾネットスタジオという条件を満たす施設が他にほとんど存在しないためです。高い実用性と知名度による視覚的フックを兼ね備えている点が、多くの映像制作関係者に選ばれ続ける理由です。
まとめ:日本独自のネットカルチャーを象徴する聖地の歩み
「例のプール」ことNo.85 Hanazono Roomは、単なる撮影用レンタルスペースの枠を超え、平成から令和の映像制作とインターネットカルチャーの交差点として確固たる地位を築いてきました。特撮やアニメ、サスペンスドラマから本格的なMVに至るまで、その使い道はクリエイターのアイデア次第で無限の広がりを見せています。
2026年の現在もスタジオは現役で稼働しており、適切なルールと予算を準備すれば、誰もがその伝説の空間でシャッターを切ることが可能です。作品を鑑賞する際の小ネタとして楽しむのも、自らの創作活動の舞台として訪れるのも、この稀代のスタジオが持つ奥深い魅力と言えます。 (出典: 例 の プール 作品(Yahoo!ニュース))